【白夜の歌】
現代日本。
物語は、長崎県壱岐島(いき)で起きた不思議な現象から始まる。
本編は8月の話である。
◇PL 3人
◇テキセ 15時間前後
この年。島の南海岸にある砂浜が、数カ月の間に大きく拡大した。
植物は枯れ、土は崩れ、粒子の細かい白い砂と化した。
その変化は緩やかで、風に乗って砂が運ばれたのか、温暖化による影響か――
ともあれ、現地の人々にも「こういうこともあるのか」と捉えられ、
大きく話題に上ることはなかった。
さすがにおかしい、と気付いたときには……最早ちょっとした砂丘ほどの広さになっていた。
砂丘の近くには海洋研究所がある。
この研究所は海に面した山間の高台にあり、砂丘は丁度、裏から森を抜けた方向にある。
普段使う道ではなく、職員達も気付くのが遅れた。
だが、あらためてこの事態の異常さに気付いたのも、この研究所の職員達だ。
すぐさま研究所内ではプロジェクトチームが発足し、砂丘調査の拠点となった。
探索者は、この砂丘の調査を目的とする。
常識的な範囲でこの調査に関わる者であれば、職業に制限はない。
砂漠化を調査するために呼ばれた地質調査員、海への影響を調べる海洋調査員、
学生、バイト、物見遊山のスポンサー……
壱岐に集まり、一路研究所を目指すことになる。
時期は8月
【推奨技能】
☆☆☆ なるべく高い数値で取得していることが望ましい
芸術(音楽系)、乗馬、医学または応急手当、コンピューター、
目星、図書館、歴史、電気修理、戦闘技能
☆☆ 使い所はある
精神分析、ナビゲート、聞き耳、機械修理
☆
地質学、生物学、博物学、考古学、オカルト、電子工学
※乗馬は<DEX>×5で代用も可能
尚、このシナリオ特有の職業で、「現地ガイド」というのがあり、これを選択しても構いません。
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現地ガイド
・職業技能ポイント
【EDU】x20
・職業技能
ナビゲート、歴史、乗馬、芸術:民謡、応急手当、目星、値切り
・特記
自分の専門の地域に関し、歴史・ナビゲートに+10%のボーナス
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